どうしてわたしはこんなに食べ物を憎んでいるんだろう?

と 歩きながら考えた

お腹がすけば 美味しいものを いただくのが 楽しみで・・・・

だけど すぐに 食べ物がいやになってしまう、胃の中に食べ物があるというのが 身体にとって 非常事態のように・・・・もういいや もういらない もううんざりだ・・・・食べてしまった 食べてしまった と 普通の食事のたびに なにか 自分が 嫌いになってしまう・・・ケーキヶ原で 右をみてもケーキ 左をみてもケーキ・・・・わたしは おめでたく そして 清く正しく 生きたいのです・・・・

理由などわからない

だけど昔から 大食い番組が 嫌いだった・・・・怖かった

誰かの嘔吐を見るのが こわかった

だけど 誰かの嘔吐をみたとき あの机 あの新聞紙 液状・・・・・・情景を家で反芻した 寸分たがわず 再生される 雫の瞬間・・・・・・体がこわばった・・・・いやだった けど なにか 昂揚している自分も いた・・・・

今でも 大食い番組は 苦しくなるので 見たくはない・・・・だけど あるとき 病院の待合室で見た 小林ナントカとかいう大食いの人の ホットドッグを食べながらの 噴水のような嘔吐を見た・・・あ・・・見てしまった・・・あ・・・やばい・・・・それ以来 大食いの小林、とかいう人を見ると・・・・あ・・・・嘔吐した人だ・・・と なにやら そればっかり もやもやする・・・いや ああいう嘔吐は・・・なんかものすごく 美しい・・・いや、なんというか、今でも時折 思い出す・・・・消えてくれても、いいのになあ。

街では リクルートスーツを よく見た・・・・

わたしはこれまでこの日記で リクルートスーツ姿の男女を おおいに憎み 腹を立てるようなことばかり 書いてきた だけど わかった・・・ 彼ら彼女らは 要するに・・・・見た目に美しいのだ 内側からみなぎる 翡翠の輝き・・・・だからわたしは その 若さ 清潔さ 美しいスタイル 可能性 仲間の多さ なにより その 水のような従順さ に 嫉妬をして 脅威を感じて けなすしかなかったのだ わたしは 憎むような顔をしながら ただ 彼ら彼女らに 性的に 昂揚していただけだったのだ ・・・・あれは あれで あれでも・・・・自分は あれでも よかったのだ・・・あれが ほしかったんだ・・・・小さい頃はいつも 姉が正しいということになっており 事実 姉はいつも 正しかった 結婚式の前の日に 両親宛に 感謝の手紙を残したのも 姉だった わたしは いつかそこまでたどり着けるのだろうか? いま何周目だろう? そういえば 今日も大学の図書館に行った 大学に入ったのが19歳のときだとすれば ろくに就職もしておらず もうすぐ38歳のわたしは 花の大学19年生だ だけどまだ大学を消費しきれていない 教養すらも通り抜けていないようだ 教えてデュルケーム! 答えてマクス=ウェーバー!まだまだ まだまだ 学びきっていない・・・・いつか 学びきったと 思ったとき わたしはリクルートスーツを着ましょう 水のような こころもちで 黒いスーツと 黒いカバンを持って 群れに入れていただき 共通言語の輪に入りたい・・・・まだまだ 今は へんなループの中で 金魚ばちで ヨレヨレして いるけれど・・・・

さて、行きも帰りも自殺予防の暖かい思いに溢れた京浜東北線に乗りました。自殺予防の思いがこめられていると考えただけで、なにやらふだんよりも暖房が暖かいような、車掌さんに後ろからそっと抱かれているような、くすぐったいような、気分。だけど、実のところ、わたしあてに届けているメッセージでもないようにも思うのですが、でも、その思い、大事に持って帰りたいと思います。

乗客が、乗客を真摯に思う電車に乗っているとき、いつでも車掌に抱きしめられている、誰もが、車掌の腕のなかで・・・・・・

ふだんそんなに目立たない京浜東北線が、かぼちゃの馬車みたいに特別な乗り物のように思えてきました。あしたもがんばろう。